皆様いかがお過ごしでしょうか。はちラボ研究員のたかとも(@802lab)です。秋も深まり、東京でも本格的な紅葉シーズンが近づいてきました。
高尾山でも週末になると混雑するようになってきました。今回は山頂へ向かう登山道のうち、最も登りやすい初心者向けの1号路を辿ってみたいと思います。
高尾山登山道 1号路(表参道コース)はこんなところ
- 距離 3.8km
ケーブルカー・リフト使用
- 所要時間 登り60分 下り50分
- らくらく度 やさしい
ケーブルカー・リフト未使用
- 所要時間 登り110分 下り90分
- らくらく度 ふつう
テーマは「高尾山の自然と歴史」山頂までのメインルートと呼べるコースです。途中までケーブルカーやリフトで行けるので、山道に慣れていない方におすすめです。さる園・野草園、杉並木やたこ杉、高尾山薬王院などを通ります。休憩スペースや食事処なども数多くあるので、ゆっくりと高尾山を楽しみながら山頂を目指すことができます。
(599ミュージアム配布のMAPより引用)
年間300万人の原動力
山頂に向かう他の登山道から比べると、だれでも手軽に歩ける謂わば「チョットきつめの散歩道」という感じがします。
実際に歩くとわかりますが、幼稚園前くらいのお子さんが手を引かれて歩いていたり(たまにぐずっているお子さんもいますが…)犬を連れて歩いている方がいたり、本当に幅広いです。
誰でも登りやすいこの登山道が年間登山客300万人の原動力のひとつとなっている気がします。

高尾山ケーブルカー駅。前日に雨が降り、この日は曇り空。週末にしては人はあまり多く無かったです。
それではスタートしましょう。
ケーブルカー高尾山駅・ビアマウントまで
ケーブルカー駅前広場の横からスタートです。ご覧の通り薬王院の参道になっています。
同時に大阪府箕面市まで続く東海自然歩道の起点にもなっています。
路面は石畳です。このコースは頂上に至るまで全区間が舗装されているので、雨の翌日でも歩きやすいです。傾斜はきつくありませんがこの先を考えて急がずにまずは準備運動のつもりで歩きます。
しばらくすると、少しづつ傾斜がきつくなり九十九折の道になります。

最初の難関です。折り返しで休憩しながらゆっくりと登ります。

左右に道が分かれています。どちらを進んでも後で合流するので問題ありません。右を進み木段を登っていくと金毘羅台園地(展望台)に出ます。

都心部を一望できます。チョット遠回りしてもいいかもしれません。
さらに勾配きつめの道を登っていくと
リフト乗り場が見えてきました。さらに進むと
奥はビアマウントの建物です。
ここからも都心方面はもちろん、天気が良ければ湘南の海や遠くには房総方面も見ることができます。
山頂からよりもここからの方が広い範囲を眺めることができます。
ケーブルカーの終点、高尾山駅です。
トイレもあるし、おなかが減ったら食事もできます、疲れた体に糖分を補給するなら天狗焼きがおすすめです。
ここまでの距離は約1.8km。全体の約半分進んだことになります。
高尾山薬王院まで
ここから薬王院までは比較的平坦な道になります。
さる園は開園から50年。現在70頭のサルが暮らしています。
その根が蛸の脚のように曲がっているところから名前が付いた「たこ杉」樹齢は推定450年。
薬王院の浄心門へ到着しました。

NHK「ブラタモリ」で放送された高尾山の回で、この場所を歩きながら左右で緑の濃さが違うという話をしていました。高尾山がちょうど常緑樹と落葉樹の境界に位置するというのがその理由らしいです。

右は女坂、左の階段は男坂。どちらに進んでもあとで合流します。階段の段数は108段。

頑張って登ってみました。
ちなみに再度道が合流する地点までは都道189号線にもなっています。

薬王院から山頂まで

天狗様のお出迎えです。
急な階段を登れば本堂です。お参りを済ませてラストのひと踏ん張りです。

境内を抜けてからも木道、舗装路が続きます。急な登りはもうありません。
そして
到着しました。
天気が良ければ西側には富士山が見えます。
頑張って登ってきましたが、どうやら車でも来れるようですね…(山頂の売店の従業員の方々みたいです)
GARMIN による標高データ